サブプライム問題のまとめ

サブプライムローン問題のまとめ:日々のニュースより

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サブプライム問題とドル安と金融工学の限界

もう後数日で今年も終わりです。
何事も起きることなく過ぎることを祈って、今年の総まとめです。


ドル安&サブプライム問題は金融工学の制約がすべて!

いわゆる金融工学、理論はちゃんと組み立てられていますが、大きな問題を抱えています。すべての計算において、平均や分散などのパラメータを決めなければならないことです。

パラメータをどうやって決めるかって?過去データを使います。逆に言うと、過去に起こったことは考慮に入れ、過去に起こっていないことは考慮に入らないのです。

サブプライム問題

サブプライム問題で考慮されなかったのは、米国の地価下落。なぜなら「米国の歴史に地価の大幅な下落は大恐慌以来存在しなかった」という今考えるとアホみたいな理由です。その前提の下、格付け会社はサブプライムCDOの格付けを行い、みんなこぞって不動産投資を行った結果がこれです。

ちなみに1997年のLTCMでも同じですね。このときも国がデフォルトするなんて想定されていなかったのが原因です。ただロシアという一つの国がデフォったのと、米国の地価バブルがはじけたのでは、影響の大きさがまったく違います。

ちなみに2002年のエンロンは、金融工学というより、会計の問題という認識をしています。

ドル安

これも典型的な金融工学的問題が原因だと考えています。1990年代以前、石油などコモディティに投資して、米国のインフレ率などを考えると、まったく儲かりませんでした。ところが2000年以降、いろんな要因から、石油価格が急上昇。コモディティは「儲かるアセットクラス」に化けてしまったのです。

アセットアロケーションを決めるとき、ヒストリカルデータ以外に使えるものがありません。その結果、歴史的に「儲かってきたアセットクラス」にお金が配分され、さらにコモディティの値段が上がるという悪循環に陥っています。

ドル建てで取引されるコモディティの価格上昇がドルのインフレ率を上回った結果、資源国に大量のドルが溜まりました。だって地面を掘ったらドル札が出てくるわけですから、資源国でドルの輪転機を回しているのと全く同じです。この輪転機は止まらないし、調節も出来ません。これからもずーっと回り続けドル札を量産し続けます。

そんなにドル札が刷られてどうなるか?ご自身でお考えください。

ちなみに今までは、あまったドルは米国の債券市場に投資できていました。サブプライム問題で債券市場が壊れてしまった今、ドルの行き場がなく、ドル余りがばれてしまったのです。


きっかけは小さなことです。戦争や好景気でコモディティの値段が跳ね上がったのです。そのきっかけから、世界中のお金がコモディティという小さな市場に流れ始め、コモディティの値段をさらに押し上げてしまった。ヒストリカルデータ頼みの金融工学の限界が原因です。


約半年このブログを読んで下さいましてありがとうございました。
また来年もよろしくお願い致します。


テニスのおじ様


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自分のすきな言葉:
「潮が引いたとき、誰が裸で泳いでいたかがわかる」 By バフェット

※このブログはあくまでも個人的な見解であり、投資判断は各自でお願い致します。当ブログは一切の投資損益に対する責任を負いません。



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コメント


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来年も面白いネタの提供をヨロシクね!。

ラージャ | URL | 2007年12月25日(Tue)13:09 [EDIT]


新年おめでとうございます。
本年も、貴重な情報と、それらを組み合わせた分析・考え方を勉強させていただければと思っております。

本年も宜しくお願いいたします。

チャオ | URL | 2008年01月04日(Fri)13:13 [EDIT]


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